放射能、セシウム、身を守るために
- カリウムの効率的な摂取 -
放射能、セシウム、身を守るために
- カリウムの効率的な摂取 -
今回の地震では、福島第一原子力発電所における事故、および、放射性物質の漏えいにより、
発電所の周辺地域をはじめ、関東周辺での影響も懸念されています。
現在は、政府・関係各省庁、自治体等により、事態の悪化防止に向けての取り組みが行われています。
日本の電力の1/3は原子力によって作られており、原子力に対する依存度はフランスに次いで
世界で2番目の高さと言われています。
しかし、石油等のエネルギー資源に乏しい日本では原子力の利用は避けてはとおれません。
そのような現状に鑑み、原子力ならびに放射能について、今一度考えてみる必要があると思います。
記憶に新しい原発事故としては、チェルノブイリ原子力発電所事故が思い出されます。
1986年4月26日にソビエト連邦(現:ウクライナ)のチェルノブイリ原子力発電所4号炉で起きた原子力事故で、
後に決められた国際原子力事象評価尺度(INES)において最悪のレベル7の参考事例として知られています。
原発事故では放射性物質として、ヨウ素、セシウム、ストロンチウムの放射性同位体が放出される事が知られており、
それらの物質による体内被曝が、発ガンなどの健康被害を引き起こすことが懸念されます。
事故の直後においては健康への影響は主に半減期8日の放射性ヨウ素によるものでした。
しかし長期的には、半減期が約30年のストロンチウム-90とセシウム-137による土壌汚染が問題になっています。
最も高いレベルのセシウム-137は土壌の表層にあり、それが植物、昆虫、きのこに吸収され、現地の食糧生産に入り込むことになります。
最近の試験(1997年頃)によると、この区域内の木の中のセシウム-137のレベルは上がりつづけているとの報告もあります。
汚染が地下の帯水層や、湖や池のような閉じた水系に移行しているといういくつかの証拠が見られます。(2001年、Germenchuk)。
3月20日の政府の発表でも、農産物の規制値を越す放射性物質の検出ついて報告されています。
(参考1)福島県産及び茨城県産食品から食品衛生法上の暫定規制値を超過した放射能が検出された件について(厚生労働省)(PDF:158KB)
(参考2)東北地方太平洋沖地震の原子力発電所への影響と食品の安全性について(食品安全委員会)(PDF:443KB)
政府は「直ちに健康には影響しない」としています。
体内被曝から私たちの身体を守る手立てはないのでしょうか。
ウランの核分裂により生ずるセシウム-137は、半減期30.07年の放射性同位体です。
体内に入ると血液の流れに乗って腸や肝臓にガンマ線を放射し、カリウムと置き換わって筋肉に蓄積したのち、
腎臓を経て体外に排出される事になります。
これはセシウムがカリウムと同じ第1族元素に属するアルカリ金属であり化学的に似た性質を示すため、体内に於いても置換されるものです。
セシウム-137は、体内に取り込まれてから体外に排出されるまでの100日から200日にわたってガンマ線を放射し、
体内被曝の原因となるため大変危険と言えます。セシウム-137に汚染された空気や飲食物を摂取することで、体内に取り込まれます。
よって、カリウムの体内濃度が十分に保たれていれば、
セシウムがカリウムに置換されることを極力抑え、体外に排出されやすいと考えられないでしょうか。
自明な事ですが、異なる元素であるヨードや安定ヨウ素剤などを服用しても、セシウム-137の体内被曝を防ぐことはできません。
一部の悪質なサイトでは、ヨウ素を摂取すればセシウムを含む全ての放射性物質から身を守れるかの様に書かれていますが、
それは誤りなので注意が必要です。
現状の放射能レベルは問題ないと言うが、本当に安全か | |
テレビの説明を聞いていても、専門用語が多くて分からない | |
多少は体内に入ることを見越して、自衛策を取った方がが良いかもしれない | |
ヨウ素剤に効き目がないなら、何をすれば良いのか分からない | |
手軽に、早急に体内のカリウム濃度を飽和させたいが、どうすればいいのか |
カリウムは、 野菜や果物、豆類等に多く含まれます。
こんぶ | 6,600mg |
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わかめ | 2,700mg |
脱脂粉乳 | 2,150mg |
だいず | 1,680mg |
インゲン | 1,160mg |
くり | 1,140mg |
ほうれんそう | 660mg |
えだまめ | 480mg |
らっかせい | 440mg |
カリウムは食事から摂ることが出来れば良いのですが、
効率よくカリウムを摂取するならサプリメントを利用するのが良いと思われます。
お勧めのサプリメントは以下のものです。